すでに2002年ですが、ヒーター実験までは2001年に含めます。
２００１
実験４週目です。
いよいよ、差が出てきました。写真左の④は、全長12cm、右③は9cmです。④は体全体が大きく成長したのに対し、③はやや頭があがったかなという印象です。肥大魚も困りますが豆らんも困ります。つまり豆らんは次代につながらないからです。
本来でしたらもっと早い段階でハネだったのでしょうけど、黒仔のころからのお気に入りでしたのでここまできました。お気に入りの魚が品評会にも繁殖にも使えないなんて悲しいですね。
でも④の方が目覚しい成長を遂げてくれているのでこれからも楽しみです。
年末年始に約１週間うちを空けましたが、水は出発２日前に全換水し餌もその日から切りました。そして、ヒーターはそのままです。
理由は出発日に切ると翌日以降も糞をして水を汚しますが、２日前ですと、十分糞濾ししてからの出発になりますので、水を汚しません。つまり心配事がひとつ減るわけです。
現在、水換え頻度は、週一ペースで全換水です。
更新日時：
2002/01/09
④('01-4)に追星が!
経過５週目です。④('01-4)になんと追星が出ました、写真の鰭部分をよ～く見るとなんとなくわかると思います。
このことはまったく想定していませんでしたので、僕自身驚きです。追星は当歳の秋からか明け２歳の春に出るとよく言いますがこんな時期に出るとは…。
まっ飼育のリズムは変えずにこのまま行きたいと思います。
そうか…④はオスだったんだ・・・。
最近金魚本を読んでて気が付いたのですが、④が以前に病気を発症しましたが、その際穴あき病の疑いとコメントしましたが、あれは外傷部に水カビ病が付いたものだと思います。
つまり水換えの際、網のフレームで魚体に傷をつけてきずかず放置された結果、その部分に水カビ病が発生したものと考えられます。
病気を治すのも難しいですが、診断もかなり難しいですね。
更新日時：
2002/01/15
頭のあがりはよいのですが…
経過7週目です。今週は③('01-3)に注目します。もともと③がこの飼育実験に選ばれたのは、４月生まれでありながら秋になっても他の魚より成長しない資質の代表が理由でした。
飼育実験7週経過の全長は9cmでした。なんと４週経過といっしょです。どうなっているのでしょう。たしかに頭はどんどんあがっています。いやむしろあがりすぎ?の心配です。
水温は25℃、給餌は朝・夕それぞれ４ブロック/尾です。ですから１回に２尾に対して8ブロック与えるわけですが、④が全部ひとりで食べてしまうとは考え難いです。
つまり資質を飼育法で変えることは非常に難しいということになるのでしょうか。
まだ結論を出すのは早いと思われるので産卵まで続けたいと思います。
更新日時：
2002/01/30
'01-4 ④の実験結果
９週間の
25℃加温越冬実験で④は、９．５ｃｍ⇒１５ｃｍと期待以上の成長を示してくれました。
しかし、魚としては太りすぎで、特にお腹が下がってしまったのは残念です。飼育の加減がわからずめいっぱい育てたのが原因なので納得です。
今回はすべて手探り状態での飼育だったのですが、これで一度経験したので次回は、アジャストしながらやってみたいと思います。④はこれから締め飼いで体形がもどればと思っています。
いずれにしろ、遅生まれや大きさ不足は加温越冬させることにより十分取り戻せると言えることがわかりました。水温はもう少し低くてもいいような感じです。
更新日時：
2002/03/05
'01-3 ③の実験結果
９週間後に今の大きさは信じられませんでした。８ｃｍ⇒１１ｃｍです。そもそもこの③は大きくならない資質の魚ですが、どうしてもあきらめられない黒仔からのお気に入りとして今回に賭けてみた一尾だったのです。
今では同じ明け２歳の冬眠魚より大きいです。これなら種魚としてなんて色気も出てきました。
④といっしょに飼育してて、③の体形が崩れないのは系統の差でしょうか。
らんちゅうはある程度大きくしないと欠点が出ないとよく言われますが、そのことが少しわかったような気がします。肥大魚もだめですが豆らんもだめということですね。
今日２尾とも冬眠組みと池をあわせました。これから同じ飼育をして今後どのような変化がでるのかでないのか楽しみです。
更新日時：
2002/03/05
Last updated: 2002/3/5
